小説に夢中 | 小説家を夢見る毎日…日々の事、本の事、いろんなことを綴っていきたいと思います♪

3月/15

23

なぜか惹かれてしまう怪談

この間、友人の家に遊びに行ってきた時のことです。真っ昼間から怪談で盛り上がってしまいました。私たちは2人とも、怪談が大好きなのです。そして私はホラー小説派、彼女はホラー映画+体験談派。怖い話は大好きだけれども、あくまでフィクションに留めておきたいのが私、その逆が友人、といったところでしょうか。
何でも彼女の友人が近隣の肝試しスポットに面白半分で出掛けた際、「憑かれて」しまって大けがを負い、お寺に行かなければならない羽目に陥ったのだそうです。その肝試しスポットの話は初耳で、詳しい場所を聞いてみると、ちょうどその入口付近を、友人宅に来る途中に通ってました。
――知らなきゃよかった、と思っても後の祭りですね。帰り道は別のルートを通って帰りました。「憑かれる」なんてまっぴら御免です。幽霊の存在を全面的に信じているわけではありませんが、ほら、自己暗示に掛かることくらいはあるかもしれませんし。
後日、彼女を助手席に乗せて、郊外のショッピングモールに出掛けることになりました。「あ、ほら、あそこあそこ」――不意に彼女が指さした先を見れば、そこはネット上で有名な心霊スポットだそうで、それにまつわる怪談が彼女の口から滔々と……。
やっぱり、帰りは別ルートを通りました。でもなぜか、心のどこかでその状況を楽しんでいる自分もいて。不思議です。

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3月/15

8

遠方の図書館

先日、少し遠方にある図書館に車で行ってきました。なかなか通えないのでほとんど利用していなかったのですが、たまたまその近辺に用事があったので、帰り際に寄ってみました。時間帯は夕方でした。市内の図書館の中では1番新しく、デザイン性も高い建物だったので、夕日の中に陰影濃くそそり立っている光景はちょっとしたアートのようでした。誇張でなく。
中に入ってみると、窓から落ち掛かるとろとろとした金赤色の夕明かりがとても綺麗でした。書棚の影が長く延びています。荘厳で穏やかな時間が、そこに満ちていました。書見テーブルに座って本を読んでいる人たち。検索端末とにらめっこしている人たち。おはなしコーナーで寝そべりながら絵本を読んでいる子供たち。足音を控えながら書棚の間を探し歩く人たち。とてもすてきな光景で、どうして今までここを利用しないでいられたのだろうと思いました。
空間の雰囲気って大事ですよね。特に読書のように、集中することが必要な趣味の場合は。周りの環境が集中することを許してくれる、あるいはそうできるように盛り上げてくれるというのは、とてもありがたいことのように思います。特に私は集中力がなくて、しかも場の雰囲気に左右されやすい流されやすい性格なので、「合わない」と思った図書館へは足が遠くなりがちです。
やはり遠方なので、そうしょっちゅう利用できるわけではなさそうですが、機会を見て1日中籠もってみようと思いました。

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2月/15

20

ラブコメに魅せられて

最近、とても面白い小説に出会いました。それはとある作家のデビュー作。デビュー作にはその人の才能の全てが現れる、と言いますよね。御多分に漏れず、とてもすばらしい作品でした。ジャンルはラブコメ。主人公たちの掛け合いが特に秀逸だと感じました。言葉の卓球の場合もあれば、言葉のドッジボールの場合もありました。ポンポンとテンポよく投げ返されていく台詞の応酬が、読んでいてとても心地よかったです。頭の中にリズムが生まれるようで、読み終わった後は側頭部の辺りがジーンと熱くなっていました。
伏線の回収っぷりもお見事。特に巧いと感じたのはタイトルでしょうか。全体的にとても明るいラブコメだったにも関わらず、タイトルはちょっとネガティブさを感じさせるものだったのです……が、逆説的にそれが主人公たちのハッピーエンド、もといラブラブっぷりを読者に見せつける強烈なスパイスになっている。実にハイクオリティ。お見事です。
こういう小説にふとした瞬間に出会えるのがうれしいから、書店をつい徘徊してしまうのかもしれません。出会ったきっかけが店頭で目についてたまたま……というのが今では嘘のようです。すっかり魅せられてしまい、既刊はすでに全て揃えて読破済み。新刊が楽しみです。

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2月/15

3

年代別に感じる絵本の魅力

いつも利用している図書館で、絵本の特設コーナーに出会いました。それはとある童話の絵本を、年代ごとに並べたもの。時代によって随分と絵柄が違うのですね。題字のフォント等にも流行廃りがあるようで、とても興味深かったです。
私の書棚にも、子供の頃愛読していた絵本がまだ残っています。基本的にはお姫様か、かわいい女の子が出てくるものばっかりです。キラキラした瞳、ふさふさの髪の毛、綺麗なドレス……今でも少し憧れます。女性の永遠の憧れ、なのかもしれません。
これらの絵本をふと取り出して眺めてみると、やっぱりちょっとクラシックな印象は否めません。少なくとも【イマドキ】のものではない。でも、思い出補正の力か、たとえ時代遅れの絵柄や装丁でも、とても素敵に見えます。今の女の子たちも、大人になって自分たちが愛読していた絵本に触れるとき、私と同じような気持ちを抱くのかもしれませんね。
面白かったのが、私の母を連れてもう一度その図書館の特設コーナーを見に行った時のこと。母が目を輝かせたのは、やはり彼女が少女だった頃に出版されていたもの。私からすると「うーん」だったのですが、彼女にとっては違うのですよね。一生のうちのほんのわずかな時期だけ触れた、特別な本――その存在価値は、きっと一生変わらないのでしょうね。

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1月/15

18

蔵書の虫干し

一部の蔵書の虫干しを行いました。古書街で買ったかなり古い本をクローゼットに溜め込んでいたので、これはちょっとと。虫害に遭う前に虫干しを、と友人に奨められたので、やり方を教えてもらいながらがんばりました。本を長持ちさせるためには、虫干しが欠かせないそうです。窓を開け、風通しを良くし、本を開いて太陽光を軽くあて、湿気を追い出して。ついでにあのにっくき紙魚のヤツもまとめて退治。
本はどうしても酸化して変色してしまうそうです。長持ちさせたいなら、時々はこうして太陽光にあててやった方が良いのだとか。特に古い本ならなおさら。なるほど、勉強になります。
終わった後はさすがに疲れました。ずっと家で、本をクローゼットから出して開いて、なんてやっていたので、近くのコーヒーショップでホッとひと息。肉体労働(笑)の後は軽食がおいしいですね。クリームたっぷりのコーヒーもおなかに染みわたるようです。
その後はそのままだらだらと過ごして友人と別れ、帰宅。今度は友人の蔵書の虫干しを手伝うことが半ば強制的に決まっていましたが、親しい友人同士だからこそ、ギブ&テイクが大事ですよね。がんばってきます。……でもとりあえず、筋肉痛が治ってからにしてほしい(笑)。

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1月/15

4

ある少女小説の思い出

昔、とある女性教諭にもらった小説があります。後に大ヒットを飛ばすことになる少女小説家の作品で、まだデビューしたてのぎこちなさが残っていました。そもそもなぜその女性教諭がその作品をくれたかというと、「家の書棚の整理をしたから」、「あなた小説好きよね」というとても簡便な理由。彼女が私の小説好きを把握していたのがうれしかったですね。それに、その頃の私はまだバイトできる年齢ではなく、何もかもお小遣いでやりくりしていたので、文庫本1冊買うのもかなり勇気が要る時期でした。
さっそく家に持ち帰って、無我夢中で読みました。面白かったです。それがきっかけとなり、今でもその少女小説家の作品は新刊が出ると欠かさず購入しています。
翌日、感想を伝えに行くと、彼女も結構その作品が好きだったらしく、昼休みの間中、職員室で話すことになりました。翌年、彼女は職場恋愛をして別の学校に転任ということになったのですが(夫婦で同じ学校に勤めるということはまずないそうです)、今でも年賀状で交流があります。
彼女にもらった小説は、今でも大事にとってあります。もうだいぶボロボロなんですけどね。閉店してしまって今はない書店のカバーがついていて、手に取るとノスタルジーに駆られます。とても良い思い出です。

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12月/14

22

手紙に現れる人となり

携帯電話の普及以降、メールやSNSで交流する人が増え、手紙で交流する人は少なくなったと言われますね。私も、あまり手紙は書かなくなりました。
でも、手紙が交流のメインだった時代も確かにあるのですよね。平安時代の貴族、特に1日じゅう家にこもりっぱなしで当たり前の女性などは、あんまりヒマなので恋愛するか手紙を書くしかヒマつぶしの手段がなかった、などと言われることがありますし。
時代を明治~昭和くらいまで戻しまして。ラブレターが有名な作家や、書簡集が有名な作家、手紙のやりとりだけで成立させた小説を書いた作家などの作品を読んでいると、「手紙」が生活の一部としてしっかり根づいていたことがうかがえます。
こうして見ると、手紙というのはその人の人となりをかなり濃密に凝縮した情報源のように思えますね。メールやSNSも後世そのような役割を果たしてくれると思いますが、所詮はデジタルデータだと思うと、ちょっと味気ないような気がします。
というわけで勇気を振りしぼって、とある友人に旅先から絵はがきを送ってみました。手紙を書き慣れない身にはこれが限界だったので(笑)。すると、思っていた以上に喜んでもらえました。ちょっと手間がかかりますが、直筆するところがミソなのかもしれませんね。

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12月/14

5

「蛍雪の功」の真実

勉強術の本を読んでいると、時々顔を出す故事成語があります。――「蛍雪の功」。苦労して勉強することを意味する言葉ですね。貧乏で油が買えなかったので、袋に詰めた数十匹の蛍の光や、雪明かりを頼りに勉強したという、中国の2人の青年の故事が元になった言葉です。スーパーなどの閉店間際に流れる某卒業式の定番ソングの歌詞も、この言葉に由来しているそうです。
さて実際に、袋に詰めた数十匹の蛍の光や、雪明かりを頼りに勉強する――そんなことができるものなのか?疑問に思って実験した人がいたそうです。その人によれば、蛍1000匹を袋ではなく籠に入れ、両脇に置けば、何とか本を読める程度の明るさが得られたとのことです。
更に雪明かり、すなわち雪の照り返しはある程度の光源――夜間なら月が出ていないと、ほとんど得られるものではないですよね。そしてようやく得られたその光も、測定してみると蛍1匹分の明るさに満たなかったという……ちょっと勉強するどころの話ではないようですね。
普段当たり前のように使っている故事成語も、ちゃんと検証すればかなりおおげさな例もある、ということでしょうか。しかし「蛍雪の功」的心構えで勉強すること自体はすばらしいことですし、要は努力の方向を間違えるな、ってことですか……ね。耳が痛いなあ。

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ぶらぶらとネット上を彷徨っていたときのことです。とある妖怪の名前が私の目に飛びこんできました。その名も「妖怪・コード絡ませ」。……いるいるいるいる、と思わず頷いてしまいました。笑。確実にうちにもいます。ちゃんと束ねて保存していたはずのコードが、なぜか絡まっていたりするんですよね。なるほどそんなやつがいたなら、勝手にコードが絡むのも道理ってぇわけだ(真顔)。面白かったので他にも亜種を探してみました。現代には色んな妖怪がいるんだなあ。「妖怪・リモコン隠し」や「妖怪・陰毛散らし」などなど……。「妖怪・リモコン隠し」はうちにもいます。「妖怪・陰毛散らし」は……乙女の秘密につき白状しません。笑。他にうちにいるのは……「妖怪・愛読書隠し」や「妖怪・家の鍵隠し」「妖怪・洗濯物干すと雨」くらいかな?彼らのために結構割を食ってますね。Wikipediaによれば、人の理解の及ばない現象を妖怪と呼称するそうですが、現代の妖怪も、なかなか手強いようです。こういう日常のささいな出来事から、鳥山石燕が描いたような、おどろおどろしい妖怪が生まれたのかもしれませんよね。……うん、決して私がだらしないからではないはずですので……はい。

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パワーストーンはいつの時代も女性に人気がありますね。もちろん、そんなもの信じない、という人もいると思います。でも、キラキラした宝石自体が嫌いな人はあまりいないんじゃないでしょうか。私は特にアメジストとクリスタルが好きです。どちらもヒーリングパワーが強いとされる石ですね。お手頃価格なのも魅力です。また、この二つが並んでいるところを眺めるのがたまらなく好きです。紫は古来より高貴な人だけが身につけることを許された色でした。紫と聞いて思い出すのは『源氏物語』の衣くばりのエピソード。源氏の君が正月用に各女君たち(各いるところが何かもうすごい。一応、実子や養子も入るけれど。)に衣装を選び、正妻紫の上がその様子を傍で見守りながら、女君たちの容貌を推量しようとするのですね。で、源氏の君が明石の君に選んだ衣装が「唐めいたる白き小袿」に「濃きが艶やかなる」。白と紫ですね。身分の低い明石の君にこれを贈ろうという源氏の君。そんな夫の姿を目の前で見せられて、心穏やかでない紫の上――という割とエグいワンシーンです。笑。ともあれ、この明石の君という人は身分が低くても教養深く、誇り高いが慎み深いというすてきな人。こんな人になりたいなーと、アメジストとクリスタルが連なったブレスレットをいじりながら読書をすると、学習効率が上がる!……ような気がしています。

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